院長コラム

新型コロナウィルス感染症(covid-19)今後の動向予想

現在の状況は、症状によらず確定患者を入院させるといった封じ込め作戦ではなく、軽症者は自宅で療養し、重症者の救命を最優先とする、段階に来ています(死亡率を下げないといけない)。
今後、全国的な流行へと移行する可能性が高いでしょう(そもそも春節時に中国からの渡航をフリーパスで通していた時点で予想されていました案件です)。封じ込められるなら、封じ込めた方がいいですが、正直難しいと思います。

<外出自粛はいつまで?>

長くて3月末までと考えています。
外出自粛が2週間行われたとしても、潜伏期を考えればプラス1週間ぐらいは患者数が増加傾向となるでしょう。その後、患者数は減少に転じると思います。
そこでキモなのが動じないことです。メディアは煽るでしょうが、動じないことです。
3月末以降、患者数が減ってきたにせよ、増えてきたにせよ、外出自粛(特に後述するスーパースプレッダーとなりそうな環境は避けたほうが無難)を継続したほうがベターかと思います。

<「ミスト」という映画>

「ミスト」という映画があります。今まで観た映画の中でも原作を超えた稀有な傑作ではありますが、ものすごく胸糞悪くなる映画です。ネタバレしてしまうので多くは書けませんが、ざっくり言うと宇宙人が地球にやって来て、地球が霧(ミスト)に包まれます。環境の激変に皆が疑心暗鬼になり、扇動者の力(熱演!)により人民はパニック、えらいことになっていきます。
宇宙人=新型コロナウィルス、扇動者=不安を煽るメディアと考えていただければわかりやすいかと思います。興味を持たれた方は鑑賞を勧めますが本当に胸糞悪くなるエンディングなので、やっぱり勧めません・・・。

<感染力は、どうもインフルエンザほどではなさそう>

国内で発見された新型コロナウィルス感染確定患者の濃厚接触者(1症例あたり数名から数十名)を保健所が追跡していますが、その後に感染が確認されたのが、ほぼ、同居者など家族に限られているのです。これがインフルエンザだったら、もっと学校や職場でのクラスターが確認されるものです。
ただし、例外があります。密集した閉鎖空間に長時間いたことから、大人数に感染させてしまう事案です(某ダイヤモンド号、某スポーツジム等)。今回の新型ウイルスでも、1人で多人数に感染させてしまうスーパースプレッダーがいることが明らかになりました。ほとんどの方は1人以下にしか感染させていなくても、スーパースプレッダーが一定数いると、「ある感染者がその感染症に免疫を全く持たない集団に入ったとき、感染性期間に直接感染させる平均の人数」(基本再生産数)が増えます。
インフルエンザと比して、新型コロナの基本再生産数(1人が感染させた人数)のすそ野が広いことが特徴とわかってきたのです。今後は、スーパースプレッダーを封じ込むことができたとしたら、終息する可能性が見込まれます。これまでの積極的疫学調査のデータから、スーパースプレッダーとは「人」の特性ではなく、「環境」の特性によるものと考えられています。そのような環境をウイルスに提供しないことが重要かと思われます。
平たく言うと、密集した閉鎖空間には行くな、ということです。

<結局、一番大事なこと>

ここ数回、なんども書いてますが病院や診療所をスーパースプレッダーの場にしないこと。

そもそも診断がついても軽症者に対する特異的治療はありません(特効薬はありません)。

むしろ、感染を広げてしまうリスクがあるのです。もしくは新型コロナに感染していなかったとしても、感染して帰ってくることになるかもしれません。
また、さかんにPCR検査について話題に上がりますが、この検査の感度は高くないです(おそらく70%以下だと思います)。お隣の韓国の検査数がものすごいことになっていますが、医療ベンチャーの仕業だと思います。感度、特異度については何ら触れません。
また、仮に検査して陰性であっても感染を否定できません。偽陰性の可能性が高いからです。偽陰性は(実は感染者であるかもしれないのに)感染予防をとらなくなるリスクがあります。「陰性だ、やったー」ではないのです。
新型コロナウィルスが地域的に流行しているあいだは、風邪症状を認めたら「自分は新型コロナに感染したかもしれない」と考えて、症状が治まるまでは自己隔離を徹底すること(診断を仰いではいけない)。
ほとんどの方が風邪症状のままで軽快するはずです。
ただし、基礎疾患がある方や高齢者については、症状を認めた段階で、かかりつけ医に相談してください(もちろん電話で)。場合によっては早期の診断と見守りが必要になるかもしれません。

 

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