当院にお問い合わせが多い新型コロナウィルス感染症QandA
新型コロナウィルス感染症にて当院へのお問い合わせが多い案件についてQandA形式にまとめました。参考にしてください。
症状・検査について
Q1 新型コロナウイルスに感染したかもしれない、と思ったときの相談先は?
A1 受診の前には必ず医療機関に電話等でご相談をお願いします!
まずはかかりつけ医や最寄りの医療機関に電話等でご相談ください。
特に、基礎疾患をお持ちで、気になる症状等がある方は、お早めにご相談ください。
かかりつけ医がいない方や、休診等で受診できない場合には、
発熱・咳・咽頭痛(喉の痛み)がある方は、
「神奈川県発熱等診療予約センター:0570-048914」(9時~21時)でご相談ください。
発熱・咳・咽頭痛以外で風邪のような症状があるときや、横浜市保健所から濃厚接触者としての通知が来るといわれた、または濃厚接触者の可能性がある場合は、
「横浜市新型コロナウイルス感染症コールセンター:045-550-5530」(24時間対応)にご相談ください。
急ぎ受診が必要な際には、事前に電話等で相談の上、救急医療機関を受診していただくか、特に緊急の場合には救急搬送を要請するなどのご対応をお願いいたします。
★症状はないが、新型コロナウイルス感染症について相談したい、知りたいことがある場合も、「横浜市新型コロナウイルス感染症コールセンター:045-550-5530」(24時間対応)にでご相談を受けつけておりますので、ご利用ください。
Q2 感染すると、みんなが重症化してしまうのか?
A2 これまでの例から、重症化するのは高齢者の方が多くなっています。
その他、一般に糖尿病、悪性腫瘍、慢性肺疾患、慢性腎疾患など基礎疾患をお持ちの方が多いと言われています。一方で、小児や若い方は軽症か無症状という方が多くなっています。
いずれにせよ、感染を予防することが肝要です。先ずはマスク、手洗い等をしっかりとしましょう。
Q3 ウイルスが感染しやすい時期はいつか。
A3 風邪に似た発熱や咳などの症状、あるいは味覚・嗅覚の異常など、いわゆる感染症に伴う症状を発症する方は、発症前後をピークとして発症の2日前から発症後10日程度までが他の人に感染させる可能性のある期間と考えられています。
疫学調査では、感染が確認された方に対して、感染源や感染経路の調査として発症2週間前から1日前までのご本人の行動歴を確認するとともに、濃厚接触者等の決定のために、発症2日前からご本人の行動歴(接触歴)を確認させていただきます。
Q4 無症状の人からでも感染するのか。
A4 一般的に、肺炎などを起こすウイルス感染症の場合は、症状が最も強く現れる時期に、
他の人へウイルスを感染させる可能性も最も高くなると考えられています。
しかし、新型コロナウイルスでは、症状が明らかになる前から、感染が広がるおそれがあるとの専門家の指摘や研究結果も示されており、例えば、台湾における研究では、新型コロナウイルス感染症は、発症前も含めて、発症前後の時期に最も感染力が高いとの報告がされています。
したがって、人と人との距離をとること(Social distancing:社会的距離)、外出の際のマスクの着用、咳エチケット、石けんによる手洗い、アルコールによる手指消毒、換気といった一般的な感染症対策や、十分な睡眠をとる等の健康管理を心がけるとともに、地域における状況(緊急事態宣言が出されているかどうかやお住まいの自治体の出している情報を参考にしてください)も踏まえて、予防に取り組んでください。
Q5 検査はどこで受けられるのか。
A5 感染を確認するための法に定められたPCR検査(又は抗原検査)は、帰国者、濃厚接触者または、医師の診察の結果、感染の可能性があると疑う方に実施しています。
流行地域からの帰国者又は感染者の濃厚接触者は、保健所が帰国者・接触者外来での受診を調整しています。
それ以外の方については、受診先で、 医師の診察の結果、検査の必要性があると診断されれば、次のいずれかで検査を受けていただくことになります。
- 診察医療機関(かかりつけ医)でそのまま検査を受ける
- 診察医療機関から紹介された別の医療機関で検査を受ける
- 診察医療機関から紹介されたドライブスルー方式の検体採取所で検査を受ける
当院は発熱診療等医療機関指定を受けていますが、新型コロナウィルス感染症対応はしておりませんので、①はできません。診察した上で②か③となります。紹介先医療機関は公表できません。
かかりつけ医のいない、診療時間外等で受診ができない場合等は、神奈川県発熱等診療予約センター(tel:0570-048914 9時~21時)または、横浜市コールセンター(tel:045-550-5530 24時間対応)で、ご相談ください。
Q6 健康であること(陰性であること)を確認するために検査を受けたい。
A6 お仕事の都合や海外留学時など、陰性であることの確認を目的とする方に、ご本人の希望によりPCR検査(抗原検査)等を実施している医療機関もあります。当院では行っておりません。また、こういった検査は行政検査とは異なり、健康保険の適用や公費負担はありませんので、全額自己負担になります。
なお、申し訳ありませんが、当院では(保健所や区役所も)、こうした自由診療での検査についてはご紹介・ご案内を一切していません。
Q7 軽症や無症状の場合でも、新型コロナ陽性になったら入院しなくてはならないのか。
A7 軽症や無症状の場合は、原則として、宿泊療養施設で療養していただくこととなります。ただし、65歳以上の高齢者、基礎疾患がある方、免疫抑制状態にある方、妊婦は除外扱いとなり、原則入院となります。
なお、子育てや介護等の理由により、療養施設への入所が困難な方には、自宅療養が認められる場合もあります。詳細は、連絡を受けた保健所にご相談ください。
消毒について
Q8 店舗・事業所や施設でコロナ患者が発生した場合に、消毒はどこがするのか。
A8 事業主、施設管理者等で行っていただくことになります。
なお、消毒を行う際は、
- 施設の共用部や、手指がよく触れる場所を消毒する
- 作業開始前に窓やドアの開放や換気扇を作動させ、作業中も十分に換気を行う
- 市販されている消毒液は、濃度や使用方法を守って使用する
- 次亜塩素酸ナトリウムを使用する場合は、0.05%~0.1%の濃度に希釈し、きれいな布やペーパータオル等に十分に浸して、消毒したい場所を手袋をして拭き取る
といった点にご留意ください。
<参考>新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)(外部サイト)
Q9 消毒するとどのくらいで効果がでるのか。何回するといいのか。
A9 消毒は、適切に行えば1回で効果があります。消毒の方法などに関するご質問がある場合は、各区福祉保健センター生活衛生課までご連絡ください。
<参考>新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)(外部サイト)
海外渡航に際して
Q10 海外渡航のための「陰性証明書」が必要だか、どうすればよいか。
A10 行政検査として行う保険適用の検査では、陰性を確認・証明するための検査は行っていません。当院でも行っていません。保健所でも陰性を確認・証明するための書類は発行していません。各大使館へご相談をお願いいたします。
なお、医師の診断によらず、ご本人の希望などで検査を受けようとする方に向けて、PCR検査等を自由診療で実施している医療機関があります。申し訳ありませんが、当院では、こうした自由診療での検査については一切ご紹介をしていません。ご自身でお願いします。
Q11 外国滞在から帰国予定です。帰国の際、検疫はどのようになっているのか。
A11 滞在地によって、対応が異なります。
詳しくは外務省や厚生労働省のホームページでご確認いただくか、又は各国大使館にご確認ください。
Q12 入国時、検疫時に熱があると検査されるのか。
A12 検疫については、外務省や厚生労働省のホームページ等でご確認ください。
<参考>水際対策の抜本的強化に関するQ&A(厚生労働省ホームぺージ)(外部サイト)
会社、事業所等での対応(横浜市保健所より)
Q13 会社で感染者が出たら、ホームページなどで公表するべきか。
A13 法や規則に定めはありませんので、事業所様、会社様のご判断となります。
Q14 感染者が出た施設名を保健所は公表しないのか。
A14 感染者からの聞き取り調査等により、感染の可能性がある範囲が把握できている場合には、保健所として施設名の公表は行いません。ただし、感染者に接触した可能性がある方が把握できていないなど、感染拡大の可能性がある場合には、感染拡大防止に向けた注意喚起のために施設名の公表を行うこともあります。
Q15 濃厚接触者に該当するか否かは、どうやって判断しているのか。
A15 保健所が、感染者ご本人やご家族などから聞き取り調査をし、医師等の見解も踏まえて総合的に判断しています。
なお、国立感染症研究所感染症疫学センター「新型コロナウイルス感染症患者に対する積極的な疫学調査実施要領」に記載されている内容は次のとおりです。
【濃厚接触者の定義】患者の感染可能期間に接触した方のうち、次の範囲に該当する場合
- 患者(確定)と同居あるいは長時間の接触(車内・航空機内等を含む)があった者
- 適切な感染防護なしに患者を診察、看護もしくは介護をした者
- 患者の気道分泌液もしくは体液などの汚染物に直接触れた可能性のある者
- 手で触れることのできる距離(目安として1メートル)で、必要な感染予防なしで患者と15分以上の接触のあった者
Q16 従業員が濃厚接触者になるとどうなるのか。
A16 濃厚接触者は、そうでない方と比べて感染の可能性が高いと考えられます。そのため、感染拡大防止の観点から、保健所では陽性者本人と最後に接触した日から14日間の自宅待機をしていただいています。
Q17 濃厚接触者以外の従業員も自宅待機させた方がよいのか。
A17 濃厚接触者以外の方へ、保健所から自宅待機をお願いすることはありません。
事業所様、会社様のご判断となります。
接触確認アプリ(COCOA)について
Q18 接触確認アプリCOCOAとは何か。
>A18 利用者ご本人の同意を前提に、スマートフォンの近接通信機能(ブルートゥース)を利用して、お互いに分からないようプライバシーを確保して、新型コロナウイルス感染症の陽性者と接触した可能性について、通知を受けることができます。
Q19 COCOAの使い方や留意点は?
A19 厚生労働省ホームページでご確認ください。
<参考>接触確認アプリ利用者向けQ&A(厚生労働省HP)(外部サイト)
Q20 COCOAのラインで陽性者との接触とアラートを受けた。どうしたらよいか。
A20 アラートに明記された接触日(患者と接触したとされる日)をご確認ください。
2週間以内の接触日である場合は、症状の有無に関わらず、「横浜市新型コロナウイルス感染症コールセンター:045-550-5530」(24時間対応)にご連絡ください。検査の希望がある方に、受診可能な医療機関をご案内します。(診察の結果、検査が不要と判断される場合もあります。)
なお、検査の必要性を判断するための診療に関しては、行政検査の扱いとなるため検査料は自己負担無しで受けられますが、通常の受診と同じく、初診料や診察料などがかかります。受診の際は、健康保険証を必ずお持ちください。
また、医師が必要と判断し、CTやレントゲン等の検査を行った場合は、別途その検査費等もかかります。
2週間以上前の接触日である場合は、健康観察の期間が経過しているため、直ちに検査を受ける必要はありません。引き続き感染対策にご留意ください。
なお、健康観察の期間中に発熱等の症状があった方は、「横浜市新型コロナウイルス感染症コールセンター:045-550-5530」(24時間対応)にご相談ください。