院長コラム

帯状疱疹ワクチンについてのご案内

※接種するかどうかはご自身の判断で

このページでは、「当院として接種を勧める立場ではない」「最終的に決めるのは患者ご本人である」という方針に基づき、帯状疱疹ワクチンに関する情報を中立的に提供しています。ワクチンについて正しく知り、ご自身にとって必要かどうかをじっくりお考えいただくための参考になれば幸いです。

帯状疱疹とは

帯状疱疹は、子どもの頃にかかった水ぼうそうのウイルス(VZV)が体内に潜伏し、免疫力の低下をきっかけに再活性化して発症する病気です。

発症すると、身体の左右どちらか一方に、神経に沿って強い痛みを伴う水疱状の発疹が現れます。多くの場合、数週間で治癒しますが、問題となるのは「帯状疱疹後神経痛(PHN)」です。これは発疹が治った後も長く痛みが残る状態で、生活の質に大きな影響を与えることがあります。

50歳を過ぎると発症リスクが高まり、加齢やストレス、病気などで免疫力が低下した方は特に注意が必要です。そのため、予防法のひとつとしてワクチン接種が注目されています。

帯状疱疹予防ワクチンについて

項目 ビケン(生ワクチン) シングリックス(不活化ワクチン)
接種回数 1回 2回(2か月間隔)
対象 50歳以上(免疫が正常な方) 50歳以上(免疫低下の方も可)
発症予防効果 約50〜60% 約90%
神経痛予防効果 約66% 約90%
接種不可 免疫抑制中の方 多くの方に接種可能
主な副反応 発熱、腫れ(軽め) 注射部位の痛み、倦怠感(やや強め)
費用(自費) 約8,000〜10,000円 約20,000〜25,000円 ×2回
助成制度 一部自治体で助成あり 一部自治体で助成あり

接種は必ずしも必要ではありません

帯状疱疹ワクチンは「誰でも必ず接種すべきもの」ではありません。

「今の自分に必要なのか」「将来の帯状疱疹リスクをどの程度気にするか」「副反応や費用がどれくらい許容できるか」など、判断のポイントは人によって異なります。

当院では、接種を強く勧めたり、急がせたりすることはありません。ワクチン接種に迷われている方には、必要に応じて情報提供を行い、ご相談にも対応いたします。

ご相談について:お電話の限界とお願い

「気になっているけれど、どこに相談すればいいかわからない」
「副反応や費用についてもっと詳しく知りたい」

そういったご希望をお持ちの方に対して、当院では医師が中立的な立場で対応いたします。

ただし、お電話でのご相談については以下の点をご理解ください:

  • 院内が混雑する時間帯(特に連休明けや診療開始直後)には、十分な時間が取れないことがあります。
  • 医学的な細かいご質問や接種の可否の判断は、実際に診察しないとお答えできない場合があります。
  • 以前、お電話にて長時間にわたる詳細な質問を受けた際、他の患者様の対応に支障が出てしまい、結果としてGoogleレビューで不本意な評価を受けたケースもございました。

そのため、より正確な情報提供と適切なご案内のためにも、できる限り診察時のご相談をお願いしております。

ご予約や簡単な確認事項などはお電話で承りますが、詳細な内容や接種可否のご判断については、直接医師が診察した上で対応させていただきます。どうぞご理解とご協力をお願いいたします。

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