医師の紹介
院長あいさつ
院長 吉田 徳
(整形外科、内科)
2017年4月1日より院長となりました。
獨協医科大学卒業後、整形外科入局し、整形外科として勤務したのち、救命救急センターでは科の垣根を越えて救命救急医療にも従事、栃木県での地方病院勤務では整形外科のみならず、内科の診療にも従事しました。「整形内科医」の視点を養えたことは、自分の中で大きな財産です。
港南台に戻ってきてからは、前院長である父の診療を間近で学びました。隣接する吉田歯科クリニックとも連携をし、医科のみならず歯科との連携を通じて、これからも地域の一次診療(かかりつけ医)としての医療を行っていきたいと考えております。
しかしながら、昨今のコロナ禍で状況も少しずつ変わってきました。様々な理由でかかりつけ医としての機能を果たせないことも多々出てきたことは心苦ししい限りです(新型コロナワクチンに対応できず)。コロナ禍以降の医療現場の疲弊は相当なものです。すべてに対応することはできません。できることは行っていきたいと考えております。詳細は当院の診療方針をご覧ください。
院外の活動として港南区医師会、横浜スポーツ医会、横浜市テニス協会、日本テニス協会で活動を行っております。港南区医師会での活動は、2017年より訪問看護居宅運営委員会、災害医療委員として活動し、2018年より災害医療アドバイザーとなりました。天変地異による震災等の医療活動及び行政との連携が主たる仕事です。横浜スポーツ医会においては横浜マラソンやトライアスロン大会への出向、横浜市野球肘検診への参加、運動器健康相談等をさせていただいております。
2024年5月1日に吉田医院としてプロテニスプレーヤーの白石光選手とのスポンサー契約を締結しました。日本のテニス界はプロ野球やサッカーに比べるとエンターテインメント性や集客において大きく後れを取っております。白石光選手はジュニア時代からその卓越したプレーから今後の日本男子テニス界を変えてくれる力を持っていると考えています。
略歴
- 春日野幼稚園→横浜市立港南台第一小学校→栄光学園→獨協医科大学
- 獨協医大卒業後、獨協医科大学整形外科入局
研修後、栃木県小山市民病院(現・新小山市民病院)、獨協医科大学病院救命救急センター、高根沢中央病院。 - 平成22年より医療法人社団健徳会・吉田医院に勤務、平成29年4月1日より院長
所属医師会
所属学会
日本整形外科学会、日本抗加齢学会、日本東洋医学会、日本臨床漢方医会
自己紹介
好きな言葉
「勇気」とは「怖さ」を知ること
好きな本
燃えよ剣、風神の門、蒼天航路、ジョジョの奇妙な冒険
好きな映画
STAR WARS、グレムリン、パシフィック・リム
趣味・特技
テニス(硬式テニス)・・・ベテランJOP大会、ITF World Tennis Mastersに参加しています。
好きな野球チーム
福岡ソフトバンクホークス
医師 吉田文雄(内科、胃腸科、小児科)
2022年7月に化膿性脊椎炎という大病を患い、手術を受けました。骨に菌が付着し破壊されるという困難な疾患で、抗菌薬投与に加え、外科手術、のべ3か月近くに及ぶ入院生活となり、現在は日常生活への復帰のためリハビリを行っております。皆様にはご心配をおかけしております。また、不在の間にも暖かなお見舞いの言葉、励ましのお言葉をいただき、ありがとうございます。
火曜、金曜の午前、土曜の外来診療をしております。
診療時間等が変更になる場合があり、申し訳ありませんが予約は取っておりません。
消化器系等の疾患はご相談ください。
医院の紹介
吉田医院の概要・診療方針
1980年9月1日、吉田文雄先生が港南台の地に開業し、地域密着型のクリニック(診療所)を目指しました。開業の際には色々ありましたが、ひとえに皆様のおかげで今も続けることができております。この街に暮らす皆様が健康で笑顔あふれる毎日過ごせるように、初心を忘れることなく、丁寧でわかりやすい診療を心がけています。
2017年4月1日より院長が変わりました。
2022年7月、吉田文雄先生が入院したことをきっかけに、今一度、吉田医院の診療方針を見直すことにしました。
見直した結果、プライマリ・ケアに戻るということです。
「プライマリ・ケア」とは、“Primary”の持つ「初期の、基本の」という意味からもわかるとおり、セカンダリー・ケア(二次医療)、ターシャリー・ケア(三次医療)の前にある「一次医療」という、医療の入り口としての役割・機能という意味です。
現在、地域の開業医の先生方が実践されているような“何かあった時にまず相談できる身近な医療”がプライマリ・ケアと呼べるでしょう(最近は『かかりつけ医』と呼ばれることが多くなりました)。
「風邪をひいたかな」「湿疹ができた」など、どこか調子が悪いとき、軽症な段階で診てくれる近所のクリニックのイメージです。必ずしも高度な医療、先端的治療を必要とするわけではないけれど、身近な医師としての役割です。
また、診療だけではなく、健康に関わることを相談、必要であれば病院を紹介したり、介護サービスの窓口につないだりする役割もあります。
もともとの専門科がなんであれ、患者さんが「喉が痛い」、「腰が痛い」、「足がつる」と相談があればある程度診ることができる、「先ずはこの先生に相談すれば大丈夫」という関係がつくれるかどうか、それがプライマリ・ケアの本質ではないでしょうか。
最近は専門性の高い検査や治療をうたったクリニックも増えていますし、患者さんも各疾患によって直接それぞれの専門医に診てもらったほうが分かり易くていいということもありますので、紹介はためらいません。
「餅は餅屋」な部分なところはありますので、やはり専門科に行ったほうが良い場合は、ご紹介する方向でお話します。
また、港南台という街の特徴でもありますが、ご高齢の方が増えてきました。ご高齢になると特に専門的治療を要しない様々な軽微な愁訴や症状、また複数の慢性疾患を抱えることはめずらしくありません。愁訴ごとに科を変えると、患者さんは何カ所にも通わねばならず、高齢者患者さんにとっては不都合なことになります。
そして高齢者医療においては、過剰な検査と同様に、過剰な投薬も問題視されています。高血圧、動脈硬化、骨粗しょう症、白内障など、年齢が上がるにつれ罹患する疾病も増えてきます。これらの慢性疾患に対して、若い成人に対する管理と同じように疾患ごとに管理をすることは、かえって不利益をもたらしている場合も少なくありません。患者さんの年齢や生活、仕事の有無や家庭環境、家族内での役割などを捉えたうえで、本当に必要な治療を考え調整するのもプライマリ・ケア(『かかりつけ医』)の重要な役割だと考えています。
診療の主眼は、「人は、なんのために生きているのか」を考えています。
その人が何を幸せに生きることが目的なのか。幸せは人それぞれでありますが、様々な健康法に代表される健康妄信、エビデンスがあるとされる健康法も、効果の強さを考えるとあまりにささやかで実感できないものも多く、その一部を抜き出して健康にいいとか悪いとか、そういう細かすぎることに惑わされるのはどうかと思います。なにを優先してなにを目的とするのかは自分で決める。これが大事だと思っています。